節分と頭痛
今日は節分ですね。
節分は、季節の変わり目のことですが、季節の変わり目は、頭痛が悪化する時期でもあります。特に夏から秋、秋から冬などの時期に頭痛が悪化する方は多くいらっしゃいます。
頭痛で悩まれる方は、その多くが緊張性頭痛と片頭痛が占めています。
この両者とも季節の変わり目で頭痛が悪化することが知られています。
緊張性頭痛は、簡単にいえば、肩こりが原因となって生じる頭痛です。一日中、頭が重だるいといったことを訴える方が多いですね。
緊張性頭痛を悪化させる要因として、①運動不足、②睡眠不足、③ストレスの3つが有名なのですが、季節の変わり目は体調の変化も生じやすいことから、一種のストレスを受けることが多いようです。また、寒くなると体が縮こまりますよね。そのため、筋肉が緊張して、つまり肩こりが悪化します。
これらのことから、寒くなったら緊張性頭痛が悪化するという方は多いようです。
一方で片頭痛は、"感覚過敏性"をもった頭痛という特徴があります。
感覚過敏性とは、光に敏感だったり、においに敏感だったり、ということです。
同じように、気圧の変化にも敏感になります。
そのため、気圧変化の起こりやすい季節の変わり目に頭痛が悪化することが多いです。
ところで、節分には無病息災を願うために大豆を食べる文化があります。
片頭痛には、頭痛を悪化させる要因となるような食べ物が沢山ありますが、大豆に含まれるイソフラボンは頭痛を改善させる効果があることも。。
その理由は、イソフラボンが女性ホルモンに類似しているため血管の内側にある細胞によい働きをするため、とか他の栄養素のため、とか言われています。
少なくとも、片頭痛について節分の豆は、確かに無病息災に一役買うようです。
誤飲に十分注意して、節分を楽しまれてください!